「私の作品で、用紙は非常に大きな役割を担っています。3才の頃に絵を描き始めて以来、今でも私は仕事として制作を続けています。真っ白な用紙は、私の創造性の基礎となるのです。
どんなことを考えるときも、常に頭にあったのは写真のことでした。用紙は写真にとっての自然な媒体となるものである以上、私にとっては表現の舞台なのです。
作品のそこかしこに偏在する白の色は、被写体の後ろや下に紙を置くだけで得た非常にシンプルなものです。こうした白の色は、それ自身の人生と物語、そして驚異的な品質を持つことが必要であると同時に、絵画なのか現実なのか、フィクションなのか実物の写真なのかを問いたくなるような要素が求められます。数々の試行錯誤を経て私がたどり着いたのは、Aquarelle Rag でした。これこそが、私の制作を支えてくれる理想の用紙でした。
シュテファン・ヘッテ(Stéphane Hette)は、イラストを学び、37才の時に偶然写真と出会いました。一年間の試行錯誤のときを経て、ヘッテは人生を写す写真制作の手法を確立したのです。ヘッテは、環境と高潔さという2つのテーマに重点を置き、忍耐と人類に対する深い知識のみで写真制作に臨んでいます。
2006 年以来、ヘッテは平行して2つの作品に取り組んできました:"Colocataires" と "Les ailes du Désir"です。2007 年には、作品の多くが国内外の賞を受賞しました。またヘッテは、フランスのモンティエー・エン・デールのInternational Wild Life and Nature Photo Festival に、ゲストスターとして招待を受けています。2008 年の1月には、有名な代理店 BIOS と契約しています。2008 年5月には、シリーズ作品 "Les colocataires" と "Les ailes du désir" が 3 つの賞を受賞し、(観客賞も含まれます)さらに栄えある国際コンテスト PX3 2008 PRIX DE LA PHOTOGRAPHIE DE PARIS で 5 つのタイトルを獲得しました。
ヘッテの作品は、『Terre Sauvage』、『Chasseur d'Images, 『Photofan』、『Voyageur pour un esprit d'ailleurs』、『Phot'Art International, Mankind and Nature (中国)』、『La Revue Française de photographie』、『the Bayard Press Group』、『Image & Nature』といった数々の雑誌に掲載されています。またヘッテは、OPIE* (フランス)のメンバーとして、そして Lepidoptera Breeders Association (イギリス)のスポンサーとして、環境や昆虫の保護に取り組んでいます。シュテファン・ヘッテの個展は、フランスや海外(スイス、ベルギー、ドイツ、日本)などで数多く開かれています。
ウェブサイトはこちら : www.artofbutterfly.com
全ての著作権は © Stéphane Hette に帰属します。